2019年10月29日

大杉谷〜大台ケ原 2019年10月24日〜29日


大杉谷で滝見をし、大台ケ原をまわってきましたので報告をします。大杉谷は三重県の宮川上流を流れる沢で、日本三大峡谷に数えられる谷の一つです。
宮川第三発電所をスタートして、沢沿いに付けられた杣道を次から次と現れる超巨大な滝を見ながらの歩行が続きます。途中、桃ノ木山の家に1泊し、翌日堂倉滝まで歩行した後は日本百名山に数えられる日出ケ岳(大台ケ原山)に登頂します。

10月24日の晩に横浜を高速バスで出発し翌25日、三重県大台町からタクシーで登山口まで入る予定でしたが、残念ながら25日は荒天が予想されていたためリーダーのSさんが予め宿を予約していて事なきを得ましたが、いきなり停滞することになりました。近くの神社や三瀬谷ダムを見学して時間を潰しました。25日早朝、他のパーティーが大杉谷に入ろうとタクシーをチャーターしようとしましたが、大雨警報が発令されて登山口に至る国道が手前の集落で通行止めとなり先には進めないとのことで往生していました。私たちは1日遅らせたためラッキーでした。
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10月26日(土) 晴れときどき曇り
予約済みのタクシーが午前6時に迎えにきて宮川に沿って大杉谷の登山口まで入ってもらいました。途中、タクシーを待たせて六十尋滝(ろくじゅっぴろたき)を見物しました。前日の大雨で水量が増し、凡そ90メートルあろう滝は凄まじい迫力でした。見て良かったと思える滝でした。
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<六十尋滝>
タクシーに戻って少し進むとバスの終点である大杉谷登山口に到着します。2台ほど自家用車が止まっていて登山者が出発の用意をしていました。私たちは更に先の宮川第三発電所まで入ってもらいました。宿で用意してもらったおにぎりを頬張ってから大杉谷に入っていきました。
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<宮川第三発電所>
登山道はいきなり岸壁を穿って作ったような狭い道が続き、丁度黒部のミニ日電歩道といった様相です。しかし岸壁側には太くて頑丈なクサリが取り付けられていて特に心配はいりません。大杉谷は全行程、危険個所には同様のクサリが取り付けられているので初心者にも楽しむことができるでしょう。ただし、途中いくつもの枝沢をトラバースする箇所があり、滝の水しぶきで足元の岩が濡れているためとても滑り易くスリップには十分な注意が必要となるでしょう。実際、毎年のように事故が起きているようで、HPにも現地にも注意書きが目立ちました。
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さて第一番目の見どころ滝は千尋滝でしょう。まずその高さに圧倒されます。
何故、あんな高い所からかくも大量の水が流れているのかととても不思議です。
残念なのは、紅葉がまるで進んでいなかったことです。
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<千尋滝>
さらに1時間ほど進むと、リーダーお勧めのシシ淵が見えてきました。
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シシ淵の少し前に岩のトンネル、クグリがあり、わずか10メートルほどの距離でしたが水が上から大量に落ちていたため、リーダーも通行を少し躊躇していました。
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<クグリ>
トンネルを抜けると雪国ではなく、シシ淵が迎えてくれます。
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<シシ淵>
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<シシ淵と奥に見えるニコニコ滝>
何ともいえない素晴らしさです。この時は相当水量が多かったようで、平水事は川の流れがとても穏やかで川底が見えるとのことです。奥に見える大きな滝はニコニコ滝ですが、この後この滝の全貌が見えるポイントに上がります。
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シシ淵と対峙するようにこんな滝も落ちていました。
さて登山道を少し上がると、ニコニコ滝がその全貌を表してくれます。
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<神々しいまでに美しいニコニコ滝>
神々しく、且つ、凄い迫力に圧倒されてしまいます。いくら見ていても見飽きません。

ニコニコ滝をあとにしばらく進むと右手に平等ーというとてつもなく大きな岸壁が聳え
ています。長い吊り橋がかかっていて対岸に移ります。
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<平等ーの大岩壁>
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<平等ーを回り込んだところ。岸壁の上まで収まらず>
平等ーから40分ほどで本日の宿、歴史ある桃ノ木小屋に着きます。
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<桃ノ木小屋>
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<ENTRANCE>
この小屋で、リーダーが以前所属していた山岳会の面々と偶然にお会いして酒を酌み交わしながら山の話で大いに盛り上がりました。山の世界は狭い!彼らの何人かはヒルにやられていました。後日ビジターセンターの情報として、夏場は相当のヒルに覚悟しなければならないとか。頭上からヒルが降ってくることもあるそうです。ご用心!

10月27日(日)晴れときどき曇り
小屋を出発しようと外に出てみると、とても多くの登山者が集まっているので聞いてみると、クラブツーリズムのツアー登山だそうで37名といっていました。誰一人メットを被っていないのにはビックリでした。
小屋を発って30分ほどで七ツ釜滝です。これまた大変美しい滝です。観瀑のための小屋が設置されています。
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<七ツ釜滝>
車で入山した人は桃ノ木小屋に1泊し、翌日この滝を見て往路を戻る登山者もいるようです。
七ツ釜滝を後にしてしばらく行くと大崩壊地の跡を通過します。この崩壊のため登山道は復旧まで10数年を要したとのことです。
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<崩壊地:トラバース中の多くの登山者が見えます>
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<崩壊面でしょうか>
次は光滝です。次から次へと必見ポイントが現れて魅力満載です。
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<光滝>
増水していたこともありますが、圧倒的な迫力です。登山道はここから急な坂を上って光滝の落ち口に上がります。
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光滝の落ち口です。

これは隠滝です。
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対岸にはなんとも優しい女性的な流れの与八郎滝が見えます。これなら登れそう!?
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<与八郎滝の優美な流れ>
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堂倉吊り橋を渡ると間もなく、大杉谷最後の滝となる清楚な堂倉滝に遭遇します。
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<堂倉滝>
長かった大杉谷の滝見ツアーもこれにて終了となります。ここからは日出ケ岳に向けて3時間45分の急登になります。

途中の堂倉避難小屋は立派な小屋でした。今日は泊まりません。先を急ぎます。
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<堂倉避難小屋>
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<内部>
シャクナゲ坂を過ぎたあたりからシャクナゲの灌木を目にするようになります。春には綺麗に周辺を彩ることでしょう。
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シャクナゲ平を過ぎるとやがて日出ケ岳の山頂に到着します。この山は大台ケ原山とも呼ばれるようで、日本百名山の一つだそうです。不思議と付近に名称の書かれた標識等はなく、一等三角点の標柱がある裏の石柱が唯一自己主張をしていました。
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<日出ケ岳山頂>
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<日出ケ岳の一等三角点>
ここからビジターセンターまで思いのほか、時間を要しました。宿は心・湯治館というところですがハズレでした。

10月28日(月)晴れ
大台ケ原の駐車場の一角に大蛇ー方面の登山口があります。ビジターセンターや宿のおばさんたちは口を揃えて逆方向から入山した方が楽だからと勧めてくれましたが、私たちは二人ともB型人間のせいか、まったく逆コースから入山しました。
登山口からしばらく下るとシオカラ谷です。橋を渡って分岐まで上がります。
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<シオカラ谷の吊り橋>
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<大蛇ーへの分岐>
分岐を大蛇ー方面に向かいます。
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やがて待ちに待った大蛇ーに到着します。おりからの晴天で、大パノラマが広がっていました。
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<大蛇ーにて>
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<大蛇ー左の紅葉と景観>
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<大蛇ー右の岸壁>
大蛇ーを後にして、牛石ケ原を抜けて正木峠で熊野灘の海岸を遠望しながら小休止。
ここから大台ケ原の駐車場に戻り、3:30発の大和上市駅行きのバスに乗車しました。
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<正木峠>
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大台ケ原に到着です!
大杉谷で多くの滝をめぐり、大台ケ原で大蛇ーを見て満足のいく山旅でした。
リーダー、お疲れさまでした!
posted by 相模AC at 18:07| Comment(0) | 無積雪期縦走